お昼時、品川で所用があったので、港南口方面でランチを取ることにした。
時刻は既に正午過ぎ。この界隈のリーマンたちで 飲食店がごった返している時間。
こちらの方もあまり余裕がなかったため、サクッと食べられそうな所を探した。
ふと、以前にも訪れたことがある店の前で立ち止まった。
扉越しに中を覗くと、なんと一席空いているではないか。
よし、ここにしよう。
入ったお店の名前は『幸丼』さん。
なにやら『全国丼グランプリ』の豚丼部門で３年連続金賞を取ったという豚玉丼が有名。そのグランプリも部門もよく知らないけど、とにかく凄そうな一品。
食券機で当然のようにこれを購入し店員さんへチケットを手渡した。
するとすぐにお味噌汁と薬味が登場。
さらに一息もつかせることもなく続けて蓋をかぶったどんぶりが着丼。
そして蓋をゆっくりと開ける瞬間は息を呑み、どこか宝箱を開ける時のようなドキドキ感が。
いや、このドキドキする感じは 週刊誌の袋とじを開ける時の方が近いか。
さて丼の中は中央に卵黄、それを取り囲む葱と 細かくカットされた豚ちゃんたち。
さっそく黄身を崩してから混ぜ混ぜ。それから一気に掻き込んだ。
うん、美味い！ 塩味は強くなく、卵の甘味が香ばしく焼かれた 豚ちゃんを優しく包み込んでくれていた。
しばらく食べ進めると味変タイム。
まずは机上にあった辛味だれを 少々米の上に落としてからいただいた。
ほう、これはコチュジャンか。先ほどまでの卵の味は一気に掻き消されたが これはこれで美味。
続けてきた山椒の粉を塗してみた。あぁぁこれもアリだね！
気づくと米の量が終盤に差し掛かっていた。
おっと危ねぇ、茶漬けにしなければ。。。
カウンターの上にあったスープ割りのポットを取りおもむろにどんぶりへお出汁を注ぎ込んだ。
そしてネギやユカリ、山葵を投入し攪拌。
それからサラサラっと流し飲んだ。こんなんだったっけか？
以前に訪れたといっても３年前のようだ。そりゃ記憶に残ってないわね。
豚玉丼本体の味わいも良いし、様々なものでパンチを追加しても良し。さらにお茶漬けでサラサラと締めても良し。
おかげさまで短時間で満足ランチ。これは小さな幸せ丼だーね。
ご馳走さまでした。
食べログ評価 3.49（2023/9/20現在）
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